「相合い傘(雨やどり)」「添い寝」などと並んで、恋愛や「一緒の方向を見ること」を象徴するモチーフのひとつ。
ここでは、バイクや自転車による二人乗りだけでなく、並んで自転車をこいだり、自動車に同席(相乗り)することなども含めて扱うこととする。
p7-8の播磨の台詞
例えばよ… 朝の海岸線を バイクで
かっ飛ばしてるとさ
一瞬 海から昇る朝陽が すげえ綺麗に 見える!
めちゃ 美味いモンを 喰ったとき とか
おもしれー 映画なんかを 観たとき!
そういう瞬間を いっしょに 感じたい!
お互いに そう思える 人がいる…
そういう 時間を 積み重ねて いくことが───
つきあうって コトだったり するんじゃ ねーのかな…
- 「一緒に景色を見る」というシチュエーションに、バイクで二人乗りするという行為がセットになっている。
p7・5-6コマ目

- 暗に「恋人を車に乗せて旅をしたい」という、「播磨の理想のシチュエーション」を連想させる麻生の発言
- 「景色」を見るのが好きで旅行しているという、作者の趣味も感じさせる
- 「俺は俺だけのモンだ」と言いつつ、一人でバイクに乗る中学生の播磨は、「二人乗り」を否定している
p1・6コマ目の天満の台詞
ミコちゃんは
原付の免許
取りに行くん
だって~!
- 原付免許を取ろうとしている美琴だが、「原付」は二人乗りしてはいけない車である
- 花井とつむぎ
- (花井と美琴)
- 花井の台詞によると、美琴を自転車に乗せたこともあるもよう
- 烏丸と播磨
- 自転車で二人乗り(直後に、後部座席の播磨が天満と交代)
- 烏丸と天満
- 美琴と花井
- 原付と自転車で併走する(ただ、花井の方が「速い」)
- 「原付」に乗る美琴は「自動車」に乗ろうとした麻生との対比
- 「原付と一緒に走れる」花井は、「一緒に走れない」麻生との対比
- 天満と烏丸
- 天満が烏丸の車椅子を押す
- 同じエピソードの中で、この二人は「添い寝」と「景色の共有」も果たしている
- 麻生と美琴
- レースゲームで美琴にぶっちぎられた後、一人でゲームを続ける麻生
- 播磨と沢近
- 沢近を置きざりにして、一人でカゴに入って運ばれる播磨
- 美琴と麻生
- 美琴が花井を乳母車に乗せているのを眺めるだけの麻生
- 「恋人と車で旅をしたい」という、麻生の潜在的願望の暗示
- 菅と麻生
- 今鳥と一条
- 今鳥がタイヤで一条に引っ張ってもらおうとするが、ララにふっとばされる
- 「片方がタイヤで引っ張ってもらってラクするのは恋人同士のやる二人乗りではない」という否定?
- 播磨と天満
- 天満は飛行機に乗り、播磨はそれを見送る
- ♯099における「播磨と天満の二人乗り」と対になっている