雨やどり

雨やどり

初出は♭49。八雲と榛名の好きな曲として登場する。歌手はさだまさし。

雨やどり」と「もうひとつの雨やどり」の2バージョンがある。

収録CD

シングルス全集(2)さだまさし編 其の一シングルス全集(2)さだまさし編 其の一
さだまさし

ワーナーミュージック・ジャパン 1998-05-21
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歌詞と音源

MIDI・解説付き

音源

雨やどりもうひとつの雨やどり
雨やどり」歌詞

それはまだ 私が神様を信じなかった頃
九月のとある木曜日に雨が降りまして
こんな日に素敵な彼が現れないかと
思ったところへ あなたが雨やどり

すいませんねと笑うあなたの笑顔 とても凛凛しくて
前歯から右に四本目に虫歯がありまして
しかたがないので買ったばかりのスヌーピーのハンカチ
貸してあげたけど 傘の方が良かったかしら

  でも爽やかさがとても素敵だったので
  そこは苦しい時だけの神だのみ
  もしも もしも 出来ることでしたれば
  あの人に も一度逢わせてちょうだいませませ

ところが実に偶然というのは恐ろしいもので
今年の初詣でに 私の晴着のスソ 踏んづけて
あっこりゃまたすいませんねと笑う
口元から虫歯が キラリン
夢かと思って ほっぺつねったら痛かった

そんな馬鹿げた話は 今まで聞いたことがないと
ママも兄貴も死ぬ程に笑いころげる奴らでして
それでも私が突然 口紅などつけたものだから
おまえ大丈夫かと おでこに手をあてた

本当ならつれて来てみろという リクエストにお応えして
五月のとある水曜日に 彼を呼びまして
自信たっぷりに紹介したらば 彼の靴下に
穴がポカリン
あわてて おさえたけど しっかり見られた

  でも爽やかさが とても素敵だわとうけたので
  彼が気をよくして 急に
  もしも もしも 出来ることでしたれば
  この人をお嫁さんにちょうだいませませ

その後 私 気を失ってたから よくわからないけど
目が覚めたら そういう話がすっかり出来あがっていて
おめでとうって言われて も一度 気を失って
気がついたら あなたの腕に 雨やどり

「もうひとつの雨やどり」歌詞

それはまだ私が神様を信じなかった頃
九月のとある木曜日に雨が降りまして
こんな日にすてきな彼が現れないかと
思った処へあなたが雨やどり
 
こんな時に何でも良いからあなたとお話をして
お友達になれたらどんなに楽しいだろうけれど
あなたの気を引ける程すてきな娘ではないし
風邪をひかないでと願うのがやっとだった

 娘は器量が良いというだけで
 幸せの半分を手にしていると
 誰か云った意地悪なお話
 でもこっそりうなずいている自分が悲しい

確かに私が他のお友達とおなじ位に
白いドレスや口紅や赤い靴が
似合うすてきな娘だったらもっと上手な笑顔を
あなたにあげられたのに

だからあなたと街角でも一度出逢った時も
あなたが覚えているなんて夢にも思わなかったし
ましてやそれ以上の事なんて望みもしなかった
だからこそこんなに驚いています

本当に私はお裁縫もお料理も駄目だし
おまけに心配症でそれに引っ込み思案で
自信なんてかけらもないしあなたに迷惑を
かけるのがきっと精一杯です

 いきなりこんな大事なお話を
 信じろというのが無理な事です
 だってまさかあなたが選んだのが
 こんな小さな私の傘だなんて

あわてて駆け出してしまった胸の鼓動を
呼び戻す為に少しだけ時間をください
涙をこっそり拭う間だけ時間をください
そしたら

作中の引用

♯118

p5・3-5コマ目

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  • 「もうひとつの雨やどり」の歌詞からの引用
    • 「引っ込み思案で自信なんてかけらもないし」→「引っ込み思案で自分に自信がなくって」
    • スクランそのもののテーマソングとも呼べるような楽曲であり、特に「塚本姉妹のイメージソング」のような機能を持つ

♭49

  • 雨やどり」の歌詞からの引用
    • 「五月」の「木曜日」
    • 「ちょうだいませませ」→「頂戴ませませ」

♯234

p6・2-3コマ目

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  • 「もうひとつの雨やどり」の歌詞からの引用
    • 「すてきな娘だったら」→「素敵なコだったら」
    • 「こんな時に何でも良いからあなたとお話をして」→「こんな時は何でもいいからお話をしたいけど」
    • 「あなたの気を引ける程すてきな娘ではないし」→「あなたの気をひけるほど私カワイイコじゃないし」
    • 「娘は器量が良いというだけで 幸せの半分を手にしている」*1
    • 「意地悪なお話」
    • 「あなたが覚えているなんて夢にも思わなかった」→「嘘… 覚えててくれた…」

恋愛や結婚のメタファーとして

雨やどり」の歌詞中で、雨やどりとは「相手の傘の中に入ること(相合い傘)」を指している。

連れ添い合うイメージから、恋愛や結婚のメタファーとして歌われる。

そして、自分にコンプレックスを持った引っ込み思案の女の子が、幸運にも恋を叶える歌である。

♭29

p3・5コマ目

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  • 「恋人たちは皆傘をさしあって帰っているのに」という、恋愛のテーマ

♯143

p5・3-5コマ目

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♭28掲載時のマガスペの表紙

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  • 八雲の恋愛願望が示される場面とイラスト

スクランへのテーマ的な影響

前述した「恋愛や結婚のメタファー」の他に、「もっと上手な笑顔をあなたにあげられたのに」「あなたが覚えているなんて夢にも思わなかった」「ましてやそれ以上の事なんて望みもしなかった」といった歌詞がスクランのストーリーとリンクしている。

♭27

p6・4-5コマ目

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  • 「好きな人には笑顔をあげたい」というテーマ
  • 八雲と播磨が出会った♭11のサブタイトルは「ONLY WHEN I LAUGH」であり、直訳すると「私が笑った時だけ」、邦題に直すと『泣かないで』となる

♯055

p11・7-8コマ目

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p12・2-3コマ目

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♯234

p7・1コマ目
つむぎ「嘘…
 覚えてて
 くれた…」
  • 「あなたが覚えているなんて夢にも思わなかった」というパターン

♯001

p9・5-7コマ目

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  • 「それ以上の事なんて望みもしない」というテーマ
  • 自分を過小評価している天満は、好きな人と結婚したいなどという大望は発想してもいない(「Treasure File」参照)

雨やどりのアンチテーゼ

♭19

p7・1-2コマ目

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  • 「雨の中 傘をささずに踊る人間が居てもいいわ」は、傘をささない=雨やどりをしない、つまり「恋愛や結婚をしない人間がいてもいい」というアンチテーゼにもなる
  • この回のサブタイトルは「BEST FRIEND」で、邦題に直すと『結婚しない族』となる
    • ちなみに、「もうひとつの雨やどり」は「吸殻の風景」というシングルのB面なのだが、その「吸殻の風景」の歌詞には「わかるでしょ雨の日には/誰だって傘をさすものよ」というフレーズがある

雨やどり(相合い傘)の達成

♭02

  • 八雲と修治
    • 八雲が傘を差し出す

♯023

p6・2-4コマ目

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  • 沢近と播磨
    • 「ほんのそこまでな」と言う播磨と相合い傘

♯028

p6・1コマ目

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  • 姉ヶ崎と播磨
    • 姉ヶ崎が傘を差し出す

♯039

  • 天満と烏丸

♯056

  • 天満と播磨

♯056

  • 八雲と播磨

♯196

p9・3-5コマ目

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  • 沢近と播磨
    • 雪の日の相合い傘。♭43とリンクしている

♭43

p7・5-7コマ目

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  • 八雲と播磨
    • 伊織の姿の八雲が、播磨の腕に抱かれて相合い傘

♭60

  • 伊織とシャーリー
    • 雨やどり」が恋のきっかけにはなるが、途中から歌詞通りの展開にはならなかったケース

雨やどりの未遂

♯015

  • 天満と烏丸
    • 烏丸は「河童」なので、相合い傘ができなかった

♯039

  • 天満と烏丸
    • バス亭で雨やどりした後、河童セットを貸してもらう

♭29

  • 伊織と八雲
    • 播磨の学ランを着た伊織が、天満の傘を渡して立ち去る

♯182

  • 沢近と播磨
    • 雨の中、一人傘をさしてたたずむ沢近

*1:単行本で「という」が加筆されている